うにとわかめのおいしい関係

岩手県では初夏からうに漁が解禁されます。岩手県田老の産卵期前に採れる美味しいキタムラサキウニと銘産真崎わかめを、うにの殻と共に盛り付けた「いが盛り生うに」をご紹介します。

美味しさを教えてくれる人
田老町漁協 工場長 鳥居高博さん
田老町漁協に勤めて15年以上、2011年の震災を乗り越えて、生産者の皆さんと協力して地域復興、真崎わかめ、うになどの魚介類の生産管理、加工、PRを担っています。

田老とは?
田老町は、2005年に宮古市と合併して宮古市田老となりました。岩手県の沿岸中央部に位置し、「森・川・海」うるわしく太平洋の大海原を一望する自然豊かな場所です。海岸線は荒波で浸食されたリアス式海岸が総延長約30キロメートル、海流は北方から栄養塩が豊富で魚や海藻類を養い育てる親にあたると言われる親潮と津軽暖流が流れ込み、豊かな漁場が広がります。

色よし、味よし、歯ごたえよし 自慢の真崎わかめ
わかめは、今では世界で養殖されていますが、もともと日本近海とその周辺で育つ海藻です。中でも田老は、希少な北方型のわかめが自生する地域。田老町漁協では、その田老産天然わかめから種を採り、種苗をロープに巻き付けて育てる養殖を行っています。
わかめ養殖に携わる漁家は60名以上。7月~8月の採種から始まり、翌年の3~4月の収穫まで、養殖ロープの水位管理、間引きなどを行い、田老の海に守られながら、わかめ養殖を行います。
大きく育ったわかめは長さ3mほどになります。採れたその日に湯通し、塩蔵することで、フレッシュなわかめの品質を保つことができます。塩戻しをしたわかめは、深い緑色の肉厚でシャキッとした歯ごたえに。真崎わかめを表す“3つのよし“「色よし、味よし、歯ごたえよし」、是非お楽しみください。

今だけの美味しいうに
うには何を食べているかで味が決まると言います。田老の海は、わかめ、昆布などの海藻が豊かに育つ海。田老で採れるうには、この海藻を食べて育ちます。
旬の6月~8月に合わせて、キタムラサキウニの漁が解禁。産卵前のキタムラサキウニは、身がつまり、濃厚な味わいです。そんなウニが採れるのも豊かな田老の海のおかげです。

海の贈り物
田老の銘産 真崎わかめと生うにを盛り合わせ。生うにはそのままのおいしさをお届けするため、ミョウバンは使用せず、少しのお酢で締めています。
うにのクリーミーな味と舌触りに、わかめの食感がよく合います。自然の塩気があり、そもままで美味しくいただけます。1年の中でも今だけの海の贈り物。おかずの1品、お酒のアテにおススメです。

※ うにの殻は食べられません。トゲにご注意ください。
※ 商品にうにのトゲが混入することがありますが、品質には問題ありません。取り除いてお召し上がりください。
※ イトーヨーカドーでは、本商品に使用されている、真崎わかめを「顔が見えるお魚。真崎わかめ」として、鮮魚売場で発売しています。ぜひお試しください。一部取り扱いがない店舗があります。